「心で撮る」針穴写真の魅力。
はやいもので4月ももうあと少しとなりましたね。
春の手前に開催いたしました「針穴写真の魅力」。
針穴写真の常識を破った、素晴らしい作品をご出展くださいましたピンホール写真家の神田和幸さんの作家トークではいろいろと貴重なお話をお伺いすることができました。
遅くなってしまいましたが、そのときの様子を少しだけ。
写真はスマホで撮るくらいで。。。、写真はよく撮るけれど針穴写真は。。。などと、写真との関わりはそれぞれ違った皆様がお集りくださいました。
ピンホールカメラの原理についてや、ピンホールカメラとデジカメの写真の見え方についてなど、解りやすくパネルを使ってご説明くださり、さらには、ピンホール写真をはじめたきっかけについてや、ピンホールカメラでは不向きといわれる動きがある被写体を捉えることへのチャレンジについてのお話など、みなさまとても興味深く、真剣に話に耳を傾けていらっしゃいました。

桜の花が水面に浮かんでいるような何とも不思議な写真に心を奪われ、その写真がピンホールカメラを始めてまだ4ヶ月ほどで撮影された作品というの知り、自分もやってみよう!とピンホール写真の世界へ。
もともとは、デジタル一眼レフカメラで飛行機など撮影を楽しまれていたそうで、ピンホールカメラで飛行機の撮影にチャレンジしてみたとのこと。
デジタルカメラで動きのあるものを撮影する時、ISO感度にもよりますが、250〜500分の1あたりに設定して、動きを止めるように撮影することも多いようですが、神田さんは、デジタル一眼で撮影する際も動きがでるようなシャッタースピード15分の1で撮影することが多かったのだそう。
そこから、ピンホールカメラで15分の1秒で撮影するにはどうすれば良いのかを考え、現在の撮影方法へたどりついたのだそうです。
撮影に使用するピンホールカメラの針穴は0.2ミリという髪の毛1本ほどの小さな穴。
ここから光を取り込み、フィルムに像を焼き付けます。

黒い厚紙を使ってこの穴を塞いで(閉めて)おき、撮影時に穴から光が入るように、黒い厚紙を動かして穴を開ける時間、これがシャッタースピードとなります。
黒い紙を開けて閉める作業は上下や左右どのように動かしても、通常は8分の1秒程はかかってしまう。
8分の1秒だと飛行機はただの棒のようにしか写りません。
そこで、1方向に引くだけで開けて閉める作業ができるように工夫をし、15分の1のシャッタースピードを実現、見事に飛行機の動きある姿を捉えることに成功!
もちろん、シャッタースピードだけではありません。
ファインダーがないカメラなので、こんな画を撮りたいというのはあくまで想像、心で見ている風景。
飛行機の近づいてくる音などたよりに神経を集中させ、その一瞬を切り取ります。
瞬間を捉えるのは容易なことではなく、思っていたのとは違う瞬間が写っていることもありますが、それが、かえって驚きの瞬間を捉えていたりすることもあったりします。
デジタルカメラとはまた異なる味わいの作品を撮り続けていらっしゃいます。
神田さんは、フィルムを巻くのを忘れててね、、と話されていた気球の多重露光の写真。
凄くすてきで、多重またやってみたくなりました。
以前、多重露光にチャレンジしたことがあったのですが、なかなか想像通りにはいかず、いつの間にやらフェードアウトしてました。
再チャレンジを心に誓いました!
不可能を可能にするのが楽しいとおっしゃる神田さん。
チャレンジすることの大切さをさまざまな経験談から教えてくださいました。
来年には、イタリアでの個展開催の予定だという神田さん。
ますますチャレンジを続ける神田さんにパワーをいただきました。
お忙しい中、貴重なお話をほんとうにありがとうございました。
学生のみなさんにもきっと伝わったのではないかと思います。
そして、針穴写真に興味を持たれた方も。
まずは、気軽に試してみませんか?
来週の4月29日(水・祝)に、「針穴写真の魅力」で「特選生わさび号」で撮影した写真を展示してくださいました菅多喜子さんを講師にお向かえし、一般的な35ミリフィルムで撮影が出来るピンホールカメラを制作するワークショップを開催します。

ポラロイドカメラで撮影したかのような写真が撮影できます。
ごくごく簡単な工作です。
小学生のお子様でも簡単に作っていただくことができますので、ぜひちょこっと大阪港まで足をのばしてみてくださいね。16時〜の回はまだまだお席に余裕がございます。ファミリーで一緒に制作し、みんなで撮影してみるのもおもしろいですね。
陽射しがまぶしく、あたたかな季節。
お散歩しながら、針穴写真を楽しんでみませんか?
GWはほかにもワークショップいろいろです。
ぜひ参加者募集!をチェックしてみてくださいね。
glögg(グルッグ)
OPEN / 11:30-19:30 (火曜休み)
大阪市営地下鉄 中央線「大阪港駅」下車 4番出口より徒歩約3分
地図はこちら
〒552-0021
大阪市港区築港2-8-29 播磨ビル2F glögg
TEL / 06-6572-6911
E-mail / glogg2012@gmail.com
春の手前に開催いたしました「針穴写真の魅力」。
針穴写真の常識を破った、素晴らしい作品をご出展くださいましたピンホール写真家の神田和幸さんの作家トークではいろいろと貴重なお話をお伺いすることができました。
遅くなってしまいましたが、そのときの様子を少しだけ。
写真はスマホで撮るくらいで。。。、写真はよく撮るけれど針穴写真は。。。などと、写真との関わりはそれぞれ違った皆様がお集りくださいました。
ピンホールカメラの原理についてや、ピンホールカメラとデジカメの写真の見え方についてなど、解りやすくパネルを使ってご説明くださり、さらには、ピンホール写真をはじめたきっかけについてや、ピンホールカメラでは不向きといわれる動きがある被写体を捉えることへのチャレンジについてのお話など、みなさまとても興味深く、真剣に話に耳を傾けていらっしゃいました。

桜の花が水面に浮かんでいるような何とも不思議な写真に心を奪われ、その写真がピンホールカメラを始めてまだ4ヶ月ほどで撮影された作品というの知り、自分もやってみよう!とピンホール写真の世界へ。
もともとは、デジタル一眼レフカメラで飛行機など撮影を楽しまれていたそうで、ピンホールカメラで飛行機の撮影にチャレンジしてみたとのこと。
デジタルカメラで動きのあるものを撮影する時、ISO感度にもよりますが、250〜500分の1あたりに設定して、動きを止めるように撮影することも多いようですが、神田さんは、デジタル一眼で撮影する際も動きがでるようなシャッタースピード15分の1で撮影することが多かったのだそう。
そこから、ピンホールカメラで15分の1秒で撮影するにはどうすれば良いのかを考え、現在の撮影方法へたどりついたのだそうです。
撮影に使用するピンホールカメラの針穴は0.2ミリという髪の毛1本ほどの小さな穴。
ここから光を取り込み、フィルムに像を焼き付けます。

黒い厚紙を使ってこの穴を塞いで(閉めて)おき、撮影時に穴から光が入るように、黒い厚紙を動かして穴を開ける時間、これがシャッタースピードとなります。
黒い紙を開けて閉める作業は上下や左右どのように動かしても、通常は8分の1秒程はかかってしまう。
8分の1秒だと飛行機はただの棒のようにしか写りません。
そこで、1方向に引くだけで開けて閉める作業ができるように工夫をし、15分の1のシャッタースピードを実現、見事に飛行機の動きある姿を捉えることに成功!
もちろん、シャッタースピードだけではありません。
ファインダーがないカメラなので、こんな画を撮りたいというのはあくまで想像、心で見ている風景。
飛行機の近づいてくる音などたよりに神経を集中させ、その一瞬を切り取ります。
瞬間を捉えるのは容易なことではなく、思っていたのとは違う瞬間が写っていることもありますが、それが、かえって驚きの瞬間を捉えていたりすることもあったりします。
デジタルカメラとはまた異なる味わいの作品を撮り続けていらっしゃいます。
神田さんは、フィルムを巻くのを忘れててね、、と話されていた気球の多重露光の写真。
凄くすてきで、多重またやってみたくなりました。
以前、多重露光にチャレンジしたことがあったのですが、なかなか想像通りにはいかず、いつの間にやらフェードアウトしてました。
再チャレンジを心に誓いました!
不可能を可能にするのが楽しいとおっしゃる神田さん。
チャレンジすることの大切さをさまざまな経験談から教えてくださいました。
来年には、イタリアでの個展開催の予定だという神田さん。
ますますチャレンジを続ける神田さんにパワーをいただきました。
お忙しい中、貴重なお話をほんとうにありがとうございました。
学生のみなさんにもきっと伝わったのではないかと思います。
そして、針穴写真に興味を持たれた方も。
まずは、気軽に試してみませんか?
来週の4月29日(水・祝)に、「針穴写真の魅力」で「特選生わさび号」で撮影した写真を展示してくださいました菅多喜子さんを講師にお向かえし、一般的な35ミリフィルムで撮影が出来るピンホールカメラを制作するワークショップを開催します。

ポラロイドカメラで撮影したかのような写真が撮影できます。
ごくごく簡単な工作です。
小学生のお子様でも簡単に作っていただくことができますので、ぜひちょこっと大阪港まで足をのばしてみてくださいね。16時〜の回はまだまだお席に余裕がございます。ファミリーで一緒に制作し、みんなで撮影してみるのもおもしろいですね。
陽射しがまぶしく、あたたかな季節。
お散歩しながら、針穴写真を楽しんでみませんか?
GWはほかにもワークショップいろいろです。
ぜひ参加者募集!をチェックしてみてくださいね。
glögg(グルッグ)
OPEN / 11:30-19:30 (火曜休み)
大阪市営地下鉄 中央線「大阪港駅」下車 4番出口より徒歩約3分
地図はこちら
〒552-0021
大阪市港区築港2-8-29 播磨ビル2F glögg
TEL / 06-6572-6911
E-mail / glogg2012@gmail.com
スポンサーサイト
2015-04-22 :
イベント・ワークショップリポート :